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マウンテンバイクを始めよう!②

山を楽しむためにお好みのバイクを手に入れたら、いざ山へ!
そんな高ぶる気持ちを抑えながら、安全に楽しくライドするためのアクセサリー類も準備しましょう!
 
 
マウンテンバイクはその名の通り、山を走る物です。
 
ロードバイク等とは異なり、悪路を走る事が前提となりますので、路面の凹凸によりハンドルが取られてしまったり、土や小砂利等でタイヤのスリップによる転倒も起こってしまいます。
 
比較的マウンテンバイクの場合は低速になりますので、ロードのように派手に擦りむいたりはしませんが、相手が岩や木、石等になりますので備えあれば憂い無しと言うことで、身を守る道具を用意される事をお勧めいたします。
 
頭の先から足まで、SCOTTではマウンテンバイクを楽しむ為のアイテムを多く取り揃えています。
これらの機能的でありスタイリッシュなアイテムをご紹介していきます。
 
 
先ずは、スポーツバイクを乗るなら必須アイテムの「HELMET」です。
ロードをお乗りの方で既にヘルメットをお使いの方は、そちらをそのままご使用いただければOKです!
 
 
マウンテンバイクライド用により特化した物をお求めの場合は、ライドされるカテゴリー(種目)に応じて選択される事も可能となっています。
 

〇クロスカントリー等
登りや下りを繰り替える心肺運動強度の高いクロスカントリーでは、頭部を守りつつも熱を冷ます必要がありますので、ベンチレーション効果の高い物がおススメです。
 
世界王者ニノ・シューターは軽さとエアロ性能、そして頭部の排熱効果に優れる「CENTRIC PLUS」を選択しています。
 
〇トレイルライド/グラビティライド等
下り要素の多いトレイルライドには、より高速化してのクラッシュも考えられるために、ベンチレーション効果を持たせつつも、比較的頭部を守るエリアが広く設けられた物がおススメです。
ヘルメット先端に取り付けられたバイザーは、前転や顔正面から転倒した際に顔より先にバイザーが地面に当たることで、直接顔をヒットするのを防ぐ役目も果たしています。
 
ENDUROライダーやその他トレイルライダーはプロテクションエリアの広い「STEGO」や「VIVO PLUS」を多く使用しています。
 
SCOTTのマウンテンライドにおススメするモデルは全てに、クラッシュ時の衝撃を緩和するシステム
MIPS®テクノロジー」を採用しています。

MTB HELMET LINE-UP

 
プロテクションと言う区分けまでではありませんが、ウエアに関してもカテゴリーによって異なります。
ヘルメット同様に、運動量の違いによりウエアに関しても素材やシルエットが異なってきます。
 
〇クロスカントリー等
クロスカントリーのウエアに関しては、完全にロードレーサージャージと同様になります。
より身体にフィットし、通気性や吸汗、速乾性に優れる物を選びましょう。

SCOTTでは、レーシングコンセプトの名に相応しい高機能素材を使用したジャージ「SHIRT RC PRO S/S」に
安定感の高いパッドとストレスフリーの吸汗速乾ビブの「BIB SHORT RC PRO」がおススメです。
 
〇トレイル/グラビティライド等
山をアグレッシブに駆け巡る為にプロテクター類を装着するケースがありますので、比較的ゆったりとしたシルエットの物が主流です。お好みにより半袖や長袖を選択しましょう。
 
吸汗、速乾性を持ちながら、素材の耐久性も持たせたジャージ「SHIRT TRAIL PROGRESSIVE」に転倒時でもしっかりと腰部を保護しながらも、ペダリングがしやすい構造の「SHORT TRAIL PRODRESSIVE」がおススメです。
 
パンツもショーツタイプからロングパンツタイプをお好みでお選びいただけます。
トレイルライド等のペダリングを多くするシチュエーションでは、膝の動かしやすさと快適性を優先し、
ダウンヒル等ではプロテクション効果を高める「PANT TRAIL PROGRESIVE」が人気です。
 

WEAR LINE-UP

 
マウンテンバイクでは、ロードバイクやクロスバイク等とは異なり、転倒時の手に受けるダメージを最小限に抑えるため、グローブは全ての指が守れるようにロングフィンガーグローブが主流です。
 
グローブの役割は一種なのですが、ここも実はカテゴリーによって細かく種類が分かれてきます。
 
基本的にはロングフィンガーであれば、どれでも良いのですが、ここでは最適な物の選択肢としてご紹介いたします。
〇クロスカントリー等
走行中に転倒するケースが比較的少ないクロスカントリーでは、その運動量の多さから、より高い通気性とグリップ力が必要となります。ロードレーサーが好むフィーリングと同様に、素手感覚を持ちながらも汗処理に優れダイレクトな握り心地を得られるものが好まれています。
SCOTTのラインナップでは、「GLOVE RC PRO LF」が特に人気があり、ニノ・シューター使用モデルです。
同じくフリーライドとの兼用モデルで、やはり薄手のモデル「GLOVE TRACTION LF」と人気を二分しています。
 
〇トレイル/グラビティライド等
アグレッシブなルートを走る上では更に転倒のリスクも増えて行きます。
これらのカテゴリーでは、クラッシュ時に手を擦れや硬い物から守る効果もプラスされ、かつ手を地面についてもグローブごとズレないように、しっかりと手首でグローブをホールドさせる事も重要な機能となっています。
 
エンデューロやダウンヒルでは、クラッシュ時に手の甲や指をプロテクションする効果があるタイプ「GLOVE ENDURO LF
手の細かな動きによるブレーキ操作を求められるダウンヒルレーサーには「GLOVE TRACTION TUNED」がおススメです。
 

GLOVE LINE-UP

山の綺麗な景色を眺めながら楽しくライディングをするには、視界の確保は必須ですね。
 
山では日差しを遮る事も重要ですが、それよりも日陰にいるケースが多い為に、路面状況の把握や埃や砂が目に入るのを防ぐ事が必要です。
 
目を守る事に関しては、ロードレーサーとマウンテンバイクは同じですが、森の中にいるシーンが多くを含むマウンテンバイクではクリアレンズが有効なシーンが多く存在します。
 
走行するフィールドにもよりますが、斜面を下るシチュエーションが多い為、日差し除け効果が必要な時もありますが、主に路面のコンディションを把握する事が需要となってきます。
その為に、レンズ交換が可能な物がおススメです。
 
SCOTTのアイウエアシリーズでは、国内展開の全てのモデルが日差しの強い時に使用する「ミラーレンズ」と森に中や曇天、雨天時に使用する裸眼と同じ見え方の「クリアレンズ」が標準装備されています。
 
クロスカントリーレースやトレイルライド等
では、主にサングラスを使用します。
 
より軽く自然なフィット感で路面からの衝撃が加わっても顔からズレない物を選ぶことが重要です。
そして、頬の部分とレンズ下部の間に隙間が適度に出来る物を選びましょう。
この隙間が少ないと、運動時の顔の熱気と汗でレンズが曇って来てしまいます。
 
そして、視界の広さもポイントとなり、下りでは早い速度で路面状況やコースを把握出来ることが重要となる為に、レンズの視界幅もとても大事になります。
 
現在日本国内で展開しているモデルは全て、私達アジア人の特徴である低い鼻、丸い形状の頭でもしっかりとフィットするモデルとなっており、デザインや特徴に合わせて安心してお選びいただけます。
 
前後左右に特にレンズ幅を大きくさせて視界の広さに重点を置いた「SHIELD
確実なフィッティングと軽さを兼ね備えたバランスの良いモデル「SPUR」と「LEAP」がおススメです。
全てもモデルにクリアレンズのみ別売りでご用意しています。
 
エンデューロレースやダウンヒルの場合
は目を保護する事が特に重要となります。
 
激しいクラッシュや走行中に木の枝や砂利が目を襲う可能性が高い為に、ゴーグルタイプが必須となります。
サングラス同様に、ミラーレンズとクリアレンズをライドシーンによって使い分けますが、フルフェイスヘルメットを装着する都合、バイザーが装着されていますので大半はクリアレンズとなります。
 
ゴーグルにおいてもレンズの幅や上下の視界確保が重要となり、更には鼻とゴーグルの隙間が無い物が理想です。
SCOTTラインナップでは、多くのライダーに支持されている軽量かつワイドな視界の「PROSPECT」が人気です。
 

EYEWEAR LINE-UP

 
マウンテンバイクでもロードと同じようにステップインタイプのペダルが優位となります。
 
カテゴリーにもよりますが、トレイルライドやクロスカントリーでは、ペダリング要素が特に高くなる為に効果は絶大です。
ロードのようにフラット路面であれば、ペダルから足が離れるような衝撃はあまりありませんが、マウンテンバイクでは路面の凹凸や段差をクリアした際の衝撃によりペダルから足が浮きそうになる事があります。
 
そんな時でもステップイン式のペダルであれば、踏み外すこともなく、安定してクリア出来、より効果的な物となっています。
主に、シマノ社製のSPDペダルを用いる場合が多く、クリートの種類も左右水平方向に足を動かして開放する「シングルリリース」と、立体的に足を捻っても開放できる「マルチリリース」の2種類がありますので、お好みの開放方式によって選択できるようになっています。
登りや下りを繰り返すライディングには、特に必要不可欠なペダルシステムですね。
 
クロスカントリーやトレイルライド等の比較的ペダリング要素の高いカテゴリーでは、先程ご説明したようにSPDペダルを用いての効果は特に大きく得られますが、エンデューロやダウンヒルのレーサーにおいても、SPDペダルを使用しているライダーも多くなっています。
 
ライダーの好みにも寄りますが、あえてSPDを使わないダウンヒルライダーやダートジャンパーも多く、それらはピンの付いたフラットペダル(通称、デカぺ)にソールが平らで柔らかめのシューズを合わせて使用するケースが多く見受けられます。
 
 
マウンテンバイクシューズでは、アッパーに関してはロード用レーサーシューズとほぼ同じ作りになっておりますが、ソールがMTB専用となり路面に食いつくパターンを採用。
モデルによりつま先部にスパイクが取り付けられる様な物もあります。
 
レーサー向けのハイエンドモデルではカーボンソールを採用し、ロングライドやアドベンチャーレース等では樹脂ソールを採用しているケースが多く、この部分でもロードシューズと同様の選び方になります。
 
現在、日本国内で展開しているMTBシューズとしては、トレイルライドやアドベンチャーレース等のエンデュランスライドに適した柔らかいナイロングラスファイバーソールを採用した定番人気モデル
MTB COMP BOA」です。
トレイルライドでの担ぎ上げや、歩行時にも適度なたわみがあり、1日中の工程でも快適に履き続ける事が可能になっています。
 
より自然で優しいフィット感を求める方には、シューレース仕様の「MTB COMP LACE」も用意されていますので、山でのライドから都会でのツーリングまで、さまざまなシチュエーションで使用されたい方にはおススメです。
 
これからマウンテンバイクを始められる方は、先ずはバイクの動きや挙動のマスターが先決ですので、通常のシューズからスタートでも良いと思います。
 
バイク操作をある程度マスターし、ペダリング効率を求めるレベルになりましたら、是非SPDシューズのデビューをおススメします。きっと、より快適でアグレッシブなライドが可能になりますよ!
 

MTB SHOES LINE-UP

 
マウンテンバイクが自然が相手ですので、路面のコンディションは天候により刻々と変化します。
真夏の灼熱時には砂が浮いたカサカサのドライ路面。
梅雨の時期や雨天時にはドロドロのマッド路面。
その間では、適度な湿り気の最高メガグリップ路面と、さまざま。
 
いつものコースやルートでも、季節や天気に応じて路面状況を気にしながら楽しむのもMTBの醍醐味ですね。
路面に転がる小砂利や砂、石、枝。
そして、地面から飛び出した木の根っこなどで転倒してしまうケースも残念ながらあり得ます。
 
そんな状況でも安心してライドに集中し、楽しめるように、プロテクターの装着をおススメいたします。
高速で落車するロードバイクとは異なり、身体にかかるダメージは少ないですが、MTBでの低速でのクラッシュとはいえ、自然が相手ですので、備えあれば憂い無し。しっかり装備を整えましょう。
 
 
プロテクターと言うと、ゴツくて重々しいイメージをお持ちの方も多くいらっしゃると思いますが、現在ではそのイメージはSCOTTにはありません。
素材と立体裁断技術の進化により、今までのイメージを大きく裏切り、装着したくなってしまう程のクオリティを実現したモデルが揃っています。
そして、そのプロテクターでも、SCOTTではライディングシーンに応じた住み分けがされており、カテゴリーに応じて必要な機能を盛り込んだ仕様になっています。
 
〇クロスカントリーやトレイルライド等のペダリングを多く多用する場合。
高いプロテクション効果はもちろん必要ではありますが、いかに身体に装着していないように効率良いペダリングを可能にするか?がポイントとなります。
特に運動量の多い(ペダリングメイン)カテゴリーの場合では、発汗量も多く膝の動きやすさと共に通気性や身体に対する圧迫加減も重要になって来ますので、転倒時の衝撃吸収と保護性能を持たせつつ動きやすいという難題をクリアした物が必要となります。
 
SCOTTラインナップでは、クロスカントリーレーサーのレース前のコース確認時やテクニカルセクションの練習時に多くのライダーが使用するケースが特に急増中の 「SOLDIERシリーズ」がおススメです。
 
身体に確実にホールドさせるように絶妙な寸法と立体裁断に伸縮性に富んだメッシュ素材を採用。
シリコンラバーでメッシュ素材にテンションをかける事で自然にフィットし、肘や膝の関節部分の違和感も皆無。
まるで装着していないかのような快適な動きが可能なモデルとなっています。
プロテクションは衝撃が加わると分子結合によりカップ自体が硬化して衝撃を吸収、分散する「D3O®」を採用しています。
 
肘の部分に装着するレッグガードは「ELBOW GUARD SOLDIER2
膝の部分には「KNEE GUARD SOLDIER2」がおススメです。
 
〇エンデューロやダウンヒル等のクラッシュ時の衝撃が特に大きい場合。
走行スピードが速く、クラッシュに滑落や木や岩に当たる場面が多い為に、保護機能を優先したモデルとなります。
 
ペダリング効率も求めつつ、守るエリアを拡大し、大きな衝撃でも対応可能な厚み、
そして身体からズレない確実なホールド性を持つものが必要となります。
 
SCOTTでは、これらの機能を全て盛り込んだラインナップとして「GRANADE EVOシリーズ」を展開しています。
木や岩等の物にぶつかってから転倒し、そのまま滑落する事までを安全にカバーする為に、「D3O®」カップを広範囲に使用し、太いストラップで確実に身体にホールドしてくれます。
 
コーナリング時等も積極的にバイクを倒し込めるように膝の内側にもパッドを配し、コーナー中の衝撃により膝を強打してもライダーに痛みや衝撃が伝わらない仕様となっています。
 
肘の部分に装着するレッグガードは「ELBOW GUARD GRANADE EVO
膝の部分には「KNEE GUARD GRANADE EVO HYBRID
ENDUROレーサー向けに着脱を容易にした「KNEE GUARD GRANADE EVO ZIP」も新登場。
更に脛の部分も守るパーツとして「SHIN GUARD GRANADE EVO」もおススメです。
 
 
主に肘や膝を守る事で大きな怪我から回避する事が可能になりますが、よりハードなライディングを行う方には身体に着用するアイテムもラインナップしています。
 
メッシュベストタイプで背面に「D3O®」を内蔵し、工具類も収納可能でENDUROに最適な「JACKET PROTECTOR VANGUARD PRO
 
更に、ショーツやパンツ等のウエアの下に履く事で腰部をしっかり守る「LIGHT PADDED SHORTS」もございます。
 

PROTECTOR LINE-UP

 
以上でマウンテンバイクを楽しむ為に必要なアイテムは揃いますね。
 
ご自身がどのようなライドカテゴリーでマウンテンバイクを楽しんで行くかで装備の種類が分かれて行きます。
全てが必須ではありませんが、先ずは最低限の装備として、ヘルメットグローブアイウエアを揃えたから山へ飛び出してみましょう。
 
どんどんフィールドで楽しむにつれ、より必要な物が見えてくるはずです。
 
これで「マウンテンバイクを始めよう②」は終了です。バイクの選び方をまだご覧になってない方は「マウンテンバイクを始めよう①」をご覧ください。
 
次の③は走るフィールドのご紹介です。お楽しみに!
 
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