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INTRODUCING THE PLASMA RC TT

INTRODUCING THE
SCOTT PLASMA RC TT

純粋にスピードを追求したバイクを作るなら、TT(タイムトライアル)バイクに勝るバイクはありません。
わずかな差が大きな影響を与えるため、TTバイクはあらゆる面を考慮し、評価する必要があります。
デザイン、CFD技術、カーボン技術が進化した今、私たちは「これまでで最も速いバイクを作る」というシンプルな目標を掲げて、製図台に立ち返りました。
ディスクブレーキ搭載のTTバイクとして、市場で最速のバイクにしたかったのです。

プロジェクトを開始する前に、SCOTT BIKE を使用する Team DSM や選ばれたアスリートとオープンな議論を行い、新しいタイムトライアルバイクに何が必要かを理解しました。

その結果、エンジニアとデザイナーが作業を開始するためのコンセプトが確立されました。
時速55kmで可能な限り低い空気抵抗を実現。
より安定したライディングの提供。
DHバーとサドルには最大限の調整幅を持たせ、人間工学に基づき完璧なフィットを目指します。
重量は可能な限り抑え、ディスクブレーキ化とケーブル類のフル内装を実現。
AERODYNAMICS
 
55km/hで最も低い抗力
最もエアロダイナミクスに優れたバイクを実現するために、私たちはコンピューターモデリングと数値流体力学を駆使して、新しいデザインを探しました。フレームの各チューブや各接合部について繰り返し検討し、追求すべきいくつかのオプションを特定しました。そこから風洞実験に移行して、これらのオプションが実際にどのような影響を及ぼすかを測定しました。

モジュラーバイクを使い、エアロダイナミクスのエキスパートである DRAG2ZERO とともに、ヘッドチューブ、ダウンチューブ、シートチューブ、シートステイ、それぞれの接合部の異なるデザインをテストしました。この反復プロセスは、非常に時間がかかるものでしたが、各デザインを従来の Plasma バイクだけでなく、競合他社とも比較検討することができました。

例えば、ライダーがいない状態では長いシートチューブのほうが速いことがわかりました。
シートチューブを短くすると、実際にライダーが座ったときに2ワット節約できました。
走行安定性の向上

フォークオフセットを短くし、トレールを5.2mm増やして、より安定した乗り心地を実現しました。これは風洞実験上で結果を出すための設計ではなく、より安定したバイクはより安定したライダーポジションにつながり、実際の走行で速いことが分かったためです。

ライダーがより安定して空力的なポジションをキープした場合、空気抵抗を減らし、より速いタイムを生み出すことができるのです。
速いバイクを作るためには現代の風洞実験は非常に重要です、そのデータ、デザインが現実の世界に及ぼす影響を考慮することも同様に重要です。
革新的なコックピットデザイン

デザインとエンジニアリングにおいて、あらゆるタイプのライダーがこのバイクに乗車した際、最大限エアロな状態、最適なポジションを取れるようなシステムを作ることに特に注意を払いました。

Plasma RC TT の調整機能は、ライダーが風から体を守り、バイクの上で可能な限りエアロな状態になるための完璧なアームポジションを見つけるのを助けるだけではありません。
エアロでありながら、最大限のパワーを伝達しながら、その上で呼吸を整えられるよう、生理学的に効率的なポジションをとるためにも重要な役割を担っています。
エルゴノミクス

この目標を達成するために、Team DSM の男子チーム、女子チーム、そして開発プログラムから収集したバイクフィッティングの測定ポイントを、3Dジオメトリーファイルに組み込みました:
そして、各選手のデータをもとに、最適な調整範囲を定義し、コックピットを設計しました。

その結果、新しいコックピットは、交換可能なアジャスタブルコックピットパーツを採用し、複数の軸で非常に高度な調整機能を実現しました。これにより、ライダーはバイク上で最も空力的であるだけでなく、最も人間工学的に優れたポジションを見つけることができるのです。
SYNCROS CRESTON IC TT

市場で最も調整可能なインテグレーション TT コックピットです。

3 size
ベースバーは3種類のサイズ、85mm、105mm、125mm からお選びいただけます。

0-145 MM
骨盤と股関節の柔軟性、状態の角度に合わせて、DHバーの高さを0~145mmまで調整可能です。

15°
水平(0°)から15°までDHバーの角度調節が可能です。

13-53°
グリップの角度は13~53°の間で調節可能で、手と手首の最適なポジションを想定しています。
パッドの位置

人間工学に基づいた理想的な姿勢をサポートするために、アームパッドの位置を調整することができます。

0-30 MM
腕の長さや姿勢に合わせて、グリップの長さを0~30mmまで調整できます。


DHバーを最大5°調整、手の間隔に合わせることができます。



より軽く、より速く

最終プロトタイプを測定したところ、新しい Plasma RC TT が高く設定した数値目標を満たすだけでなく、実際の走行でそれを上回るものであることが明らかになりました。

12%
前モデルと比較して、剛性を犠牲にすることなく、12%の軽量化を実現しています。



33秒

40kmの典型的なTTコースにおいて、ライダーを乗せた実走行条件下で測定した結果、前モデルと比較して、同じ出力で33秒速く走ることが可能です。


ジオメトリーと実走行に重点を置くことで、安定性と反応性に優れたバイクができました。

また、ライダーポジションに焦点を当てたことで、すべてのライダーが Plasma RC TT で最適なエアロで生理的に有効なポジションを見つけることができると確信しています。
Plasma RC TT を使用する Team DSM

"Plasma RC TT "は、速く走れるだけでなく、調整可能なコックピットとフォークのトレール増加により、より快適で安定した走りを実現しています。

その結果、ハンドリングは非常に良くなり、コーナーやダウンヒルでもその性能を体感しますが、平坦な場所でもより長時間エアロポジションで走ることができます。このバイクは、剛性が高く、軽く、スムーズなので、よりハードにプッシュすることに集中でき、エアロダイナミクスを最大限に活用し、最高のパフォーマンスを発揮することができます。

- ジュリエット・ラボス(Team DSM)
Plasma RC TT を同じく使用する Team Q36.5

「タイムトライアルは、スピードが命です。Plasma RC TT は何の問題もなく加速し、いったんスピードに乗れば、SCOTTが取り組んできた空力的なアドバンテージが顕著に現れます。もうひとつの大きな違いは、ディスクブレーキが追加されたことです。これによって、これまでよりもブレーキングのタイミングを遅らせることができ、タイムアップにつながりました。

- ダミアン・ホーゾン(Team Q36.5)
※PLASMA RC TTの国内販売予定はございません。
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