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John Degenkolb 選手、Paris-Roubaixが激走!

Photo BY Team DSM HP
 
 
4/9 フランスで開催された荒れた石畳のコースで有名なワンデーレース、Paris-Roubaix で Team DSM の John Degenkolb 選手が力強い走りを見せました

John Degenkolb 選手は2015年にこのレースで優勝している実力者です。
(2015年はMilano-Sanremo でも勝利)
今年の第17セクター、3.7km の d’HornaingàWandignies にはその勝利を記念し別名として John Degenkolb と彼の名前が付けられています。

第20セクターでTeam JUMBO-VISMA の Wout Van Aert 選手が強烈にアタックし、そこでできた4名の先頭集団に John Degenkolb 選手は入り、そこから7名の先頭集団でレースを進めていました。
残り17.1kmの石畳セクションで ALPECIN-DECEUNINCK の Mathieu Van Der Poel 選手と同じチームの Jasper Philipsen 選手の進路が被り、接触、後ろにいた Degenkolb 選手が進路を塞がれ観客と接触するようにして落車してしまいました。
最終盤での落車により、バイク交換して再スタートしましたがそれ以上の勝負には加わることが出来ず、7位でレースを終えました。
非常に調子が良く、2015年以来の勝利も十分に考えられただけに非常に残念な結果となりました。






Photo BY Team DSM HP
 

Team DSM は7名の選手が出場でした。
91.John DEGENKOLB   ドイツ
92.Lund Tobias ANDRESEN   デンマーク
93.Pavel BITTNER   チェコ
94.Alberto DAINESE   イタリア
95.Nils EEKHOFF   オランダ
96.Tim NABERMAN   オランダ
97.Sam WELSFORD   オーストラリア

Q36.5 PRO CYCLING も7名の選手が出場しました。
221. Tom DEVRIENDT   ベルギー
222. Jack BAUER   ニュージーランド
223. Filippo COLOMBO   スイス
224. Tobias LUDVIGSSON   スウェーデン
225. Matteo MOSCHETTI   イタリア
226. Antonio PUPPIO   イタリア
227. Nickolas ZUKOWSKY   カナダ


Photo BY 大会公式 HP

その過酷さから「北の地獄」、格調の高さから「クラシックレースの女王」とも呼ばれる、石畳コースで有名な Paris-Roubaix 。1896年に第1回大会が開催された歴史あるこのレース。2023年は第120回大会として、4/9 に開催されました。
その勝利の栄誉を求めて序盤からアタックが繰り返され、活発な反応で吸収されてレースは進みます。例年通りにパンクやメカトラブル、落車が繰り返されたこのレース、大きなアクシデントが起こった際、後方に取り残されると挽回することが出来なくなるため、有力チームが前へ前へと進み、例年以上のハイペースでレースは進みました。

残り103.5km地点の第20セクター Haveluy à Wallers で Team JUMBO-VISMA の Wout Van Aert 選手の強烈なアタックがあり、それに反応できた選手とで形成された4名の先頭集団に John Degenkolb 選手は入ります。
さらに追い上げた有力選手の合流とペースアップやトラブルによる脱落で絞り込まれた7名の先頭集団に Degenkolb 選手は残りました。
この精鋭集団で唯一大会優勝経験もあるベテラン選手の Degenkolb 選手は Wout Van Aert 選手や ALPECIN-DECEUNINCK の Mathieu Van Der Poel 選手が仕掛けるアタックにも集団内で果敢に反応しレースを進めていました。

残り17.1kmの第4セクター、最高難度5星の Carrefour de l’Arbre で集団先頭の優勝候補、Mathieu Van Der Poel 選手と同じチームの Jasper Philipsen 選手の進路が被り、接触、その後ろにいた Degenkolb 選手は完全に進路を塞がれる形で観客と接触するようにして落車してしまいました。
ちょうど Wout Van Aert 選手が勝負に出るアタックをかけたところで集団のペースが上がり、Degenkolb 選手はすぐにバイク交換して再スタートしましたがそれ以上の勝負には加わることが出来ませんでした。
単独走行でも粘りの走りを続け、後続集団に追いつかれることなく7位でレースを終えました。

非常に調子が良く、展開次第では2015年以来の勝利も十分に考えられただけに悔しさの残る残念な結果となりました。
SCOTT BIKEとしても ORICA-GREENEDGE Team 、Mathew Hayman 選手の2016年の勝利以来のFOILの勝利はかないませんでした。



レース後に John Degenkolb 選手は以下のように話しました。
「今日はチームとして良いレースをしましたし、チームの選手たちは私を重要な場面で良いポジションにいさせてくれました。 (落車の有った)Carrefour de l’Arbre では、私がセクションの右側にいて、Jasper(Philipsen 選手)が少し右に移動したことを知っています。私はすでに脇にいて、Mathieu(Van Der Poel 選手)は Jasper のルートを圧迫し、結局私のためのスペースがなくなり、私は道路脇の観客に衝突しました」
「今は肩にかなり痛みがあります。失望の大きさを説明するのは簡単ではありません。
このようなレースの勝負の局面に立つのは久しぶりでしたし、そこまでは本当に良いレースができていたと思います」
「チャンスが奪われてしまったのは本当に残念でした。確かに私はあのグループで最強の存在ではなかったけれど、 Paris-Roubaix は Paris-Roubaix です、あのグループに残って最後の局面まで近づけていたならば、このレースでは何でも起こり得るのです」


レース結果
1     VAN DER POEL Mathieu    Alpecin-Deceuninck    5:28:41    
2    PHILIPSEN Jasper    Alpecin-Deceuninck    0:46    
3    VAN AERT Wout    Jumbo-Visma    ,,    

7    DEGENKOLB John    Team DSM    2:35    
76    NABERMAN Tim    Team DSM    12:55   
77    DAINESE Alberto    Team DSM    ,,   
86    EEKHOFF Nils    Team DSM    17:03  
132    WELSFORD Sam    Team DSM    22:58   

Photo BY Team DSM HP
Photo BY Team DSM HP
Photo BY Team DSM HP
Photo BY Team DSM HP
Photo BY Team DSM HP
Photo BY Team DSM HP
Photo BY Team DSM HP
Photo BY Team DSM HP
Photo BY Team DSM HP
春のクラシックレースも進み、シーズンが盛り上がってきました。
白い未舗装路のレースや石畳のレースが終わり、丘陵地帯の Amstel Gold Race、La Flèche Wallonne、Liège - Bastogne - Liège と続き、グランツールとスケジュールは進みます。

これからも Team DSM と Q36.5 PRO CYCLING Team 、SCOTT Bike の活躍にご期待ください。
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