Arctic Race of Norway で Leknessund 選手総合優勝!
Photo BY 大会公式 Twitter
8/11~14 までの4日間で開催されたステージレース、Arctic Race of Norway の最終日、第4ステージを Team DSM の Andreas Leknessund 選手がステージ優勝し、前日までのタイム差を逆転して総合優勝しました。
Arctic Race of Norway はその名前の通り、北欧 Norway で開催されるステージレース。
Tour de France が終わり、9月に Vuelta a España が控える8月の開催ですが、真夏の他のレースとは異なる、涼しい環境で開催されます。
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Team DSM の出場選手は
41 Andreas LEKNESSUND
42 Cees BOL
43 Romain COMBAUD
41 Andreas LEKNESSUND
42 Cees BOL
43 Romain COMBAUD
44 Mark DONOVAN
45 Max POOLE
地元ノルウェー出身の若きオールラウンダー、TTも得意な
Andreas LEKNESSUND 選手がエースナンバーを背負います。
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Arctic (北極)Race とはいうものの、今年のステージは全て北極圏よりは南での開催でした。
第1ステージは Mo I Rana スタート・ゴールの186.8kmの平坦ステージ。
第2ステージは Mosjøen から Brønnøysund までの154.3kmの平坦ステージ。
第3ステージは Namsos から Skallstuggu summit までの177.7kmの丘陵ステージ。
第4ステージは Trondheim スタート・ゴールの151.9kmの丘陵ステージ。
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8/14 第4ステージは159.1kmの丘陵ステージ。後半は2級山岳を含む8.1kmの周回コースを4周回るコース設定です。
第1、第2ステージは雨の中の集団スプリント、第3ステージは1級山岳上りゴール。
3日間終わって総合10位までが20秒差、20位でも33秒差と大きなタイム差は付いていない状況で最終日がスタートしました。
序盤のアタックが収まり、集団が1塊になっていた残り90km地点、
Team DSM Andreas LEKNESSUND 選手と TOTALENERGIES チームの Fabien GRELLIER 選手、TEAM ARKEA - SAMSIC の Alessandro VERRE 選手の3名が集団から飛び出し、最大で2分以上の差をつけます。リーダージャージの COFIDIS チームがこの動きを容認。3名の先頭グループでレースは進みます。
残り距離が30kmほどになり、周回コースの2級山岳に入ると、Andreas LEKNESSUND 選手がペースを上げ、他の2名を振り切り、単独で逃げる展開に。メイン集団はペースを上げられず、7名が飛び出し、LEKNESSUND 選手を追う展開になります。
残り15kmを切った時点で追走集団との差は35秒、メイン集団とは1分20秒ほどの差をつけており、スタート時点で総合24位、36秒差の LEKNESSUND 選手はステージ優勝と総合成績の逆転が見えてきます。
最終周回に入ってもこの差はほとんど変わらず、タイムトライアルのノルウェーナショナルチャンピオンを複数回とっている独創力を発揮した LEKNESSUND 選手がそのまま最後まで逃げ切り、ステージ優勝。8秒差で総合優勝も達成、新人賞ジャージも獲得しました。
Max POOLE 選手は追走集団でスプリントし、ステージ4位に入りました。
レース後に Andreas LEKNESSUND 選手は以下のように話しました。
「昨日調子が悪かったので、今日は足の状態を見ることにしていました」
「しかし、アタックが次々とかかり、チームとして全員が動きに参加することに決め、しばらくして足の調子が良くなったので、3人でエスケープに出ました。最初、それがうまくいくとは思っておらず、私の個人的な目標は、地元の観客の前で周回し楽しむことでした」
「単独走行になったとき、そこからは全力で行きました。実際、最後の1kmまで逃げられるとは思っていませんでした。私はかなり疲れを感じ、急でハードな登り坂では、集団が追い付いてくることを想像していました」
「チームメイトは無線で、メイン集団が苦しんでいると話してくれて、それが私のモチベーションになりました。本当に素敵です。私にとってホームレースみたいなもので、小さい子供の頃から見てきたレース、総合成績で勝つのは信じられないことだし、正直言ってかなり感情的になっています」
Team DSM Phil West 監督は以下のように話しました。
「レースで勝ち、素晴らしい1日。その方法も素晴らしい」
「レースで勝ち、素晴らしい1日。その方法も素晴らしい」
「昨日のステージの後は少し落胆していましたが、やるべきことがあるのは分かっていました。チームは総合成績の上位に複数付けており、ある程度の余裕がありました」
「レースでアグレッシブになりたかったし、集団前方で走りたかった、レースは1日中速いペースでした」
「後半の周回コースが重要になり、上り坂がタフで、その後は下りと平坦でペースが速いため、コントロールやチェイスが難しい設定でした。その為私たちは少しの混沌を作りたかったのです。Andreas(LEKNESSUND 選手)が周回コースで動き出せるように作戦を立て、それから全力でコミットしました」
「また、後ろの集団で追走の動きに対応するため、本当に素晴らしい仕事をしていました。今日は本当にいいチームの勝利だったし、昨日うまくいかなかった後、今日のレースに本気で向かってくれた人たちのおかげだ。私は彼らのすべての努力を誇りに思っています」
ステージ順位
1 LEKNESSUND Andreas Team DSM 3:30:26
2 CONCI Nicola Alpecin-Deceuninck 0:16
3 ZINGLE Axel Cofidis 0:18
2 CONCI Nicola Alpecin-Deceuninck 0:16
3 ZINGLE Axel Cofidis 0:18
4 POOLE Max Team DSM ,,
27 DONOVAN Mark Team DSM 0:46
42 COMBAUD Romain Team DSM 1:52
98 BOL Cees Team DSM 10:25
総合成績
1 LEKNESSUND Andreas Team DSM 16:11:32
2 HOULE Hugo Israel - Premier Tech 0:08
3 CONCI Nicola Alpecin-Deceuninck 0:09
2 HOULE Hugo Israel - Premier Tech 0:08
3 CONCI Nicola Alpecin-Deceuninck 0:09
7 POOLE Max Team DSM 0:23
21 DONOVAN Mark Team DSM 1:02
63 COMBAUD Romain Team DSM 14:31
84 BOL Cees Team DSM 23:30
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2022 シーズンも後半に入ってきました。
ここまで多くの勝利を上げてきた Team DSMとSCOTT Bike の今後の活躍にもご期待ください。