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SPARK RC

TECHNOLOGIES

Trunnion construction
SCOTT の現行のフルサスペンションMTBは全てのモデルでTrunnion mount 規格を採用しています。
Trunnion mount 規格では従来のサスペンションユニットと違い、ショックユニットが2つの下部取り付けボルトの間に伸びているため、サスペンションユニットの内部スペースが広がります。 
これは、同じアイトゥアイの従来式ユニットに比べて、ショックがより多くのストロークを持てることを意味します。
例えば165mmのアイトゥアイのユニットのストロークは38mmから40 / 45mmに増加しました。
Trunnion mount 規格は構造的な利点も提供します。 同じストローク量であればユニットの全長が短くできるので、非常にコンパクトなフレームとショックパッケージを構築でき、シートチューブにしっかりと一体化したデザインが可能です。
そのため、これまでも可能な限りに小さいながらも堅固なリンケージを採用していましたが、それ以上に小さく設計でき、さらに軽くすることができました。 
 
SCOTT では Trunnion mount のショックユニットを通常とは上下逆さまに取り付けすることでいくつかの利点が得られました。
下になったユニットの幅はダウンチューブと同じなので、取り付け部分の幅を広くとることができ、高い取り付け剛性をえられます。取り付け部分の補強はそのままBB付近の剛性アップに貢献し、ペダリングのパワーを余すことなくタイヤに伝えられます。
上側の取り付け幅は狭くできるので、ペダリングの際のひざの上下動の邪魔をしない、スマートなデザインが出来ました。
ひっくり返されたショックユニットは、重たい部分が下に来ることで、車両の重心を下げ、安定感が高くなります。
通常の取り付け方向では重たい部分がリンケージに接続されているため、衝撃が加わった際に動作し、動く側が重たい部分になります。
SCOTTの上下逆さまの取り付け方向では、上になるショックユニットの細い、インナーチューブ側は、ユニットの軽い部分です。
いわゆるバネ下重量が軽くなることで、サスペンションシステムの反応が速くなり、タイヤの路面追従性が上がります。
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