10/1 第3ステージは1級山岳、超級山岳の続く上りステージ。
ゴール前に下りが有るものの総合順位が大きく変わる170.3Kmのクイーンステージでした。
レースがスタートするとすぐにタイナショナルチームの選手がアタック。3名の逃げグループが形成されます。
191 Chawchiangkwang Peerapol 選手 (Thailand)
174 Khairul Muhammad Fahmi (Malaysia Pro Cycling)
216 Francisco Jude Gabriel (Philippines)
このグループの逃げはメイン集団に容認され、100kmほど逃げ続けます。
Team dsm-firmenich PostNL 含む UCI WORLD TEAM 3チームがメイン集団をけん引しペースを上げるとタイム差は縮小し、最後の一人を吸収すると、そこからは各チームの有力選手によるアタックがかかります。
アタックと吸収が繰り返され、超級山岳の頂上手前、勾配のきつい区間で Max Poole 選手が切れのいいアタックを見せます。
この動きに Astana Qazaqstan Team の21番 Anthon Charmig 選手、22番 Harold Martin Lopez 選手の2名が追い付き、3名で頂上へ。Max Poole 選手が山頂ポイントを取り、残りの距離は6km。集団とは10秒以下のタイム差で短い下りに入ります。
3名は協調して走りますが残り2kmで追いつかれ、先頭集団はエース格ぞろいの12名に。
そのまま小集団でのスプリント勝負となり、ゴール前右コーナーを先頭で抜けた Max Poole 選手が激戦を制しました。
Max Poole 選手はゴール後以下のように語りました。
「最初の100kmは平坦で、最後の70kmは上り坂と言うコース設定。クライマーにとって唯一のチャンスのステージでした。私の周りには本当にいい仲間がいて、いい計画を立てて、最後の1kmまで我慢して決定的なアタックのチャンスを待つんだとわかっていました。アタックがあったときは、最後の瞬間まで我慢して、差を広げて登り切りました。逃げはトリオとしてうまく機能していましたが、後ろから集団が追い付いてきました。集団内に複数メンバーがいるチームも何チームかあったので、僕はただ正しい選手の後ろを選んで、ラインまでいい走りをするだけでした。フィニッシュはゆっくりとした上り坂になることはわかっていましたが、スリップストリームをうまく使って早めに飛び出し、そのままフィニッシュまで持ちこたえることができました。ここ数ヶ月、スプリントはかなり調子が良かったので、自分を信じなければなりませんでした。プロ初勝利を挙げられて本当にうれしいし、チームのみんなもいい仕事をしてくれました。これから Casper(Van Uden 選手 )にゴールスプリントを任せるステージもあるので、そこにも集中し、また勝てるように頑張りたいです」
Team dsm-firmenich PostNL の Phil West 監督は以下のように語りました。
「今日は総合成績を動かす最大のチャンスでした。主導権を取りたかったが、1級山岳の Cameron への長い登りはそれほど難易度が高くありませんでした。 EF EDUCATION EASYPOST チームはメイン集団をコントロールしてペースを上げようとしましたが、私達は最後の上りが勝負になると考え、そのためにエネルギーを温存しました。集団内で選手たちは下りで無理にペースを上げ始め、そこでセレクションをかける動きが起こりました。Max(Poole 選手)は我慢強く、上りでアタックを仕掛けました。2人合流し、3名で一緒に逃げる展開になりましたが、彼はうまくアジャストし、スーパースプリントで優勝を決めました」
STAGE 3
1 POOLE Max Team dsm-firmenich PostNL 4:24:34 -
2 LÓPEZ Harold Martín Astana Qazaqstan Team ,, -
3 PESENTI Thomas JCL Team UKYO ,, -
32 KOERDT Bjoern Team dsm-firmenich PostNL 3:04 -
62 LEIJNSE Enzo Team dsm-firmenich PostNL 7:35 -
69 VAN UDEN Casper Team dsm-firmenich PostNL 11:05 -
70 MÄRKL Niklas Team dsm-firmenich PostNL ,, -
117 DORUSSEN Johan Team dsm-firmenich PostNL 30:55 -
総合順位
1 POOLE Max Team dsm-firmenich PostNL 10:03:58
2 LÓPEZ Harold Martín Astana Qazaqstan Team 0:05
3 PESENTI Thomas JCL Team UKYO 0:06
30 KOERDT Bjoern Team dsm-firmenich PostNL 3:15
68 LEIJNSE Enzo Team dsm-firmenich PostNL 11:04
69 VAN UDEN Casper Team dsm-firmenich PostNL 11:10
72 MÄRKL Niklas Team dsm-firmenich PostNL 11:16
120 DORUSSEN Johan Team dsm-firmenich PostNL 32:03