8/21 第5ステージは大会唯一と言って良いスプリントステージ。
カテゴリー山岳は無く、ラスト25km付近の唯一のスプリントポイントに向けて下り基調で集団のペースが上がり、集団ゴールスプリントと言う展開が想定されたコース設定です。
レースがスタートすると地元のプロチーム、Equipo Kern Pharma の207番 Ibon Ruiz sedano 選手と EUSKALTEL-EUSKADI チームの211番 Txomin Juaristi arrieta 選手の2名が早い段階で逃げを打ち、集団に4分以上の差をつけます。
この2名は残り40kmを切ったところでつかまり、集団は1つになりスプリントポイントへ。Alpecin Deceuninck チームの Kaden Groves 選手と Team Visma Lease a Bike の Wout Van Aert 選手が争い、Kaden Groves 選手が1位通過、20ポイント獲得。
そこから集団はゴールスプリントに向けて加速し、スプリントを狙う各チームがトレインを形成します。
Team dsm-firmenich PostNL も集団左側にトレインを組み、高速でエースを守りつつ時に70kmを超えるペースで走りました。
Alpecin Deceuninck チームのアシスト Edward Planckaert 選手が最初にスプリント体制に入り、
同チームのエース、Kaden Groves 選手が掛ける前に Wout Van Aert 選手がそれに反応し先頭へ。
その動きについて行けたのは Team dsm-firmenich PostNL の Pavel Bittner 選手だけでした。
この一騎打ちを Pavel Bittner 選手がホイール半分の差で制し、ステージ優勝をあげました。
Pavel Bittner 選手はゴール後以下のように語りました。
「チームのためにこんなことができるなんて、本当に信じられない。ゴールスプリントに臨むにあたって、チームと一緒に本当に冷静でいられたし、みんな素晴らしい仕事をしてくれました。私はゴールスプリントのためにエネルギーを温存できていたし、チームメイトは完璧なタイミングで僕をWout(Van Aert 選手)の後ろに導いてくれていました」
「私はただ、ゴールラインまで全力を尽くし、その結果を求めました。信じられないようなフィニッシュでした。信じられないよ」
Team dsm-firmenich PostNL の Phil West 監督は以下のように語りました。
「今日はPavel(Bittner 選手)のゴールスプリントで勝負したかったのです。今大会ここまでの2回のスプリントの状態を考え、彼に最高のチャンスを与えたいと考えました。最後の30kmはかなりトリッキーでしたが、選手たちは落ち着いて、お互いを見つけ、素晴らしい仕事をしてくれました」
「最終的にチームは、Pavel をスプリントをできるポジションにセットしました。彼にとってもチームにとっても素晴らしいフィニッシュでした。この勝利は本当に幸せで誇りに思います」
STAGE 5
1 BITTNER Pavel Team dsm-firmenich PostNL 4:25:28 -
2 VAN AERT Wout Team Visma | Lease a Bike ,, -
3 GROVES Kaden Alpecin - Deceuninck ,, -
44 POOLE Max Team dsm-firmenich PostNL ,, -
97 TUSVELD Martijn Team dsm-firmenich PostNL ,, -
132 LEEMREIZE Gijs Team dsm-firmenich PostNL ,, -
151 NABERMAN Tim Team dsm-firmenich PostNL 0:30 -
157 LEIJNSE Enzo Team dsm-firmenich PostNL 0:56 -
159 VAN DEN BERG Julius Team dsm-firmenich PostNL 1:07 -
163 HAMILTON Chris Team dsm-firmenich PostNL 1:55 -