スタート前の時点では NINO SCHURTER 選手の年間総合ポイントは1471で1位。
2位の TEAM BMC、JORDAN SARROU 選手は1409ポイント、その下の選手たちでも最終戦の順位次第で十分に逆転する可能性がある混戦状態でした。
激しく雨が降った悪天候の中、レーススタート。1周目でSCOTT SRAM MTB Team の Filippo Colombo 選手は56番グリッドから15位まで順位を上げました。
そこからは選手の渋滞にはまり、NINO SCHURTER 選手とともに大きく順位を下げてしいました。
その間に THÖMUS MAXON チームの Mathias Flückiger 選手が上位を走り、年間チャンピオン争いのヴァーチャルリーダーになりました。
Mathias Flückiger 選手がパンクし遅れているタイミングで NINO SCHURTER 選手とFilippo Colombo 選手は並走しながら順位を上げます。
N1NO が再び総合リーダーに返り咲きます。ラスト2周の時点で Mathias Flückiger 選手が再びパンク。
NINO SCHURTER 選手は最終的に14位でしたが、自身9度目となるワールドカップチャンピオンの栄冠を手にしました。
レース後、NINO SCHURTER 選手は以下のように語りました。
「今年のワールドカップ・シーズンに、これ以上を望むことはできません。ワールドカップでの勝利を2つ追加し、一貫して参戦することで総合優勝も果たしました」
「ワールドカップで最年長の選手(1986年 5/13生まれの37歳)であることも考えれば、悪くない成績です」