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CRO Race の第3ステージで Q36.5 PRO CYCLING TEAM の Nicolò Parisini 選手が優勝しました!



CRO Race は 正式名称 Tour of Croatia 、クロアチアで2015年から開催されている UCI 2.1 カテゴリーのステージレースで、
2023年大会は9/26 ~10/1 の全6ステージで争われます。

過去には2019年大会で Mitchelton–Scott チームの Adam Yates 選手が総合優勝しています。 
今年はQ36.5 PRO CYCLING TEAM と Team dsm-firmenich が揃って出場しました。
Photo BY 大会公式 HP

9/28 第3ステージは 133.5kmの平坦ステージ。
レースは序盤に5名の逃げグループが出来、それを総合リーダーの Elia Viviani 選手がいる INEOS Grenadiers チームがメイン集団をけん引、コントロールして追いかける展開に。
Team dsm-firmenich は Lund Andresen 選手のスプリント勝負と総合成績逆転を狙い、チーム全員でアシストします。

少しずつ逃げグループのメンバーをメイン集団が吸収し、レースは集団でのゴール勝負へ。
残り4kmを切った下り坂を注意深くこなし、Q36.5 Pro Cycling Team の Nicolò Parisini 選手が残り2.5km地点で一時的に先頭になりますが、後ろを振り返ってライバル選手の位置を確認し、ポジションを一旦下げます。残り1kmの急な左カーブを巧みに曲がり切り、Bahrain Victorious チームの Matej MOHORIČ 選手の後ろから完璧なタイミングでスプリントを開始、ゴールで差し切り、Parisini 選手が優勝しました。普段はチームメイトのMatteo Moschetti 選手のリードアウトを務めていた Parisini 選手にとって、プロレース初勝利でした。
Lund Andresen 選手が2位に入り、総合首位に立ちました。Lund Andresen 選手はもともと持っていたヤングライダー賞と合わせてスプリント賞のジャージも獲得しました。


 優勝した Q36.5 Pro Cycling Team の Nicolò Parisini 選手はゴール後以下のようにインタビューに答えました。
「本当にうれしい!大きな感動です!プロ1年目にしてプロ初勝利。自分自身を誇りに思いますし、自分が成し遂げたことを誇りに思います。チームメイトやスタッフのみんなにありがとうと言いたい。これは長いキャリアのスタートに過ぎません。
「最後の方は、狭い道やトリッキーなコーナーなど、本当にテクニカルでした。最後の登りはいいポジションで登りたいと考えていたし、頂上では3位でした。その後、残り800m地点のコーナーで3位以内に付けていることが重要だとわかっていたので、それをやり遂げました。残り250mの最終コーナーでは3番手につけ、数秒後にスプリントを開始しました


Team dsm-firmenich の Lund Andresen 選手は以下のように語りました。
「今日は安全に下りを走るというプランで臨み、1日を通して完璧にこなすことができました。最終局面では、先頭の方で周回コースの登りに入りたいと考えていましたが、これもエネルギーを使いすぎることなく完璧にこなせました」
「登りではハードに走り、最終ラップでは他のスプリンターを振るい落とすことを考えていました。しかし Matej MOHORIČ 選手が間に割って入ってきて、アシストの Pavel(Bittner 選手)の後ろを取られてしまいました。すぐにそこからポジションを回復できず、ゴールスプリントにベストな状態では入れませんでした。チームのみんなには本当に感謝しています」


Team dsm-firmenich の Joey van Rhee 監督は以下のようにコメントしました。
「昨日までの自分たちのレース結果を評価し、今日は明確なプランを立ててスタートしました。そしてそのプランはほぼ完璧に実行されました。Pavel(Bittner 選手)は下りの前の最も重要なコーナーを先頭で通過しましたが、Tobias(Lund Andresen 選手)は不運にもそこで彼の後ろのポジションをキープできませんでした。その後 Tobias はポジションを回復し、下りでも動き、最終的には2位でゴールしました。残念ながら優勝することはできませんでしたが、これがレースというものです。明日からは Tobias が新しいレースリーダーになります。明日のクロアチアのステージが楽しみです」

CRO Race 3st
1    PARISINI Nicolò    Q36.5 Pro Cycling Team    3:01:35 
2    ANDRESEN Tobias Lund    Team dsm - firmenich    ,, 
3    MOHORIČ Matej    Bahrain - Victorious    ,, 

4    BITTNER Pavel    Team dsm - firmenich    ,, 
17    DINHAM Matthew    Team dsm - firmenich    ,, 
25    VAN DEN BROEK Frank    Team dsm - firmenich    ,, 
27    ONLEY Oscar    Team dsm - firmenich    ,, 
77    EDDY Patrick    Team dsm - firmenich    4:52 
100    LEIJNSE Enzo    Team dsm - firmenich    6:40
  

総合成績
1    ANDRESEN Tobias Lund    Team dsm - firmenich    10:19:18
2    PARISINI Nicolò    Q36.5 Pro Cycling Team    0:02
3    KRISTOFF Alexander    Uno-X Pro Cycling Team    0:04

10    BITTNER Pavel    Team dsm - firmenich    0:12
13    DINHAM Matthew    Team dsm - firmenich    ,,
25    VAN DEN BROEK Frank    Team dsm - firmenich    ,,
27    ONLEY Oscar    Team dsm - firmenich    ,,
72    EDDY Patrick    Team dsm - firmenich    5:40
97    LEIJNSE Enzo    Team dsm - firmenich    13:46


多くのレースに出場できるプロチームの dsm-firmenich と比べると、
大きなレースでは走れないセカンドグレードの Q36.5 PRO CYCLING TEAM。
しかし出場できた大会では十分に通用するところを見せてくれています。

これからも両チームと SCOTT Bike の活躍にご期待ください。
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