8/27 第2ステージは Team dsm-firmenich にとって、LORENZO MILESI 選手の総合首位を守るステージとして始まりました。
スタート前にゴール地点の豪雨予想のため、総合タイムの計測地点がゴール手前9km地点で行われること、ゴールのボーナスタイムは通常通りゴール地点で与えられるというルール変更が通達されました。この変更は逃げてステージ優勝を狙う選手にとって有利なもので、逃げ切りを阻止したい集団コントロールをする Team dsm-firmenich にとっては不利になる変更でした。この日のコースは序盤に2級、3級の山岳が続き、ゴール前に3級山岳、下ってゴールと言う181kmで逃げ切り勝利も小集団スプリントもありうるコース設定です。
序盤に5名の逃げグループが出来、 Team dsm-firmenich や総合系チームが集団をコントロールして追いかける展開になります。
この日も雨が降り、集団内の落車が続きます 。Team dsm-firmenich でも Oscar Onley選手、Alberto Dainese 選手、総合首位の Lorenzo Milesi 選手も落車してしまい、Oscar Onley選手は鎖骨を骨折、残念ながらリタイアになってしまいました。
逃げグループを集団が追いかけていた残り35kmを超えたあたりで有力選手の Team Jumbo-Visma、Primož ROGLIČ 選手が落車、集団はこの復帰を待つためペースダウンすることになり、復帰後には更なるペースアップで逃げグループを追いかけました。このハイペースに LORENZO MILESI 選手が付いていけず、総合1位を守ることはできませんでした。
総合成績の計測場所、残り9km地点をトップで通過した逃げグループの EF Education-EasyPost チーム、Andrea Piccolo 選手が総合首位に。最後の3級山岳頂上手前からアタックした Lotto Dstny チームの Andreas Kron 選手がステージ優勝をあげました。
チームのエース、ROMAIN BARDET 選手は以下のように語りました。
「今日は本当にハードなレースで、Oscar(Onley選手)を落車で失ったのは本当に不運でした」
「残り9kmで総合成績を逆転され、総合成績とステージ順位の2つの目標が1つだけになってしまいました。チームは赤いリーダージャージを守り、その上でステージリザルトも狙いたかった。再度チームの力を合わせて戦います、まだまだチャンスはあります」
Team dsm-firmenich の Phil West 監督は以下のようにコメントしました。
「チャレンジングな1日でした。天候のせいで、誰にとっても難しいステージになりました。目標はステージの結果を出すことと、総合上位につける若い選手たちのために良い走りをすることでした。このステージでは他の多くの選手と同じようにパンクや転倒に見舞われました。リーダージャージをもつチームとしての責任も真剣に受け止め、自分たちに任されたときはレースをコントロールし、ステージを戦い抜こうとしました。最終的には、ROMAIN (BARDET 選手)と Max(POOLE 選手)が10位以内に入ることができました。今日は本当に素晴らしいチームワークを発揮することができました」
Vuelta a España 2st
1 KRON Andreas Lotto Dstny 4:10:25
2 GROVES Kaden Alpecin-Deceuninck ,,
3 VENDRAME Andrea AG2R Citroën Team ,,
11 BARDET Romain Team dsm - firmenich ,,
15 POOLE Max Team dsm - firmenich ,,
112 FLYNN Sean Team dsm - firmenich ,,
140 DAINESE Alberto Team dsm - firmenich ,,
145 COMBAUD Romain Team dsm - firmenich 2:58
157 HAMILTON Chris Team dsm - firmenich ,,
170 MILESI Lorenzo Team dsm - firmenich 7:02
DNF ONLEY Oscar Team dsm - firmenich