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TWINLOC SUSPENSION SYSTEM

The SCOTT TwinLoc Suspension System
3 Bikes in One

SCOTTのフルサスペンションバイクに搭載されている、
独自の素晴らしき機能、
それが
「SCOTT TwinLoc Suspension System」です。
マウンテンバイクでトレイルやクロスカントリーコースを走る際、大抵は登りと下りが存在します。
ハードテイルバイクであれば、リアにサスペンション機能は無いためにペダリングパワーがそのままリアタイヤに伝わります。
フルサスペンションバイクでは、前後のサスペンションが必要以上にストロークしてしまうと、ライダーのペダリングパワーが吸収されてしまい、効率が悪化してしまいます。
クロスカントリーモデルからオールマウンテン、ダウンヒルバイクまで全てにおいてフルサスペンションバイクで登坂時のデメリットとしてこの現象は起こります。

この現象を少しでも緩和し、登坂時のペダリングパワーの逃げを抑えるためには、フロントフォークのロックアウトなど、調整機能を使用するケースが一般的です。
リアサスペンションも同様に調整しますが、その場合には、別のレバーを動かすか、一度バイクから降りてリアサスペンションユニットに手を伸ばし減衰切り替えを行う、または諦めて手を加えずにそのまま走行するかでした。
しかし、SCOTTが独自に開発し、古くから採用している

「SCOTT TwinLoc Suspension System」はここが大きく群を抜いています。
 
グリップ付近に搭載されているリモートレバーを操作する事で、指1本で前後サスペンションを同時に減衰調整する事が可能となっています
登坂時にはリモートレバーを一番奥の
「クライムモード(ロックアウト)」に押し込みます。

すると、前後サスペンションのストロークが止まり、まるで前後サスペンションが付いていないバイクの様に固定されライダーのペダリングパワーをダイレクトにリアタイヤへと伝えることが可能になり、最も速く快適に登坂が可能となります。
比較的フラットな路面での登坂に効果を発揮します。
クライムモード(ロックアウト)

更に、木の根や砂利等の路面コンディションの悪いシチュエーションでの登坂や平地での加速の際にはレバーを1つ押し込む
「トレイルモード」がお勧めです。

サスペンションストロークが行われ、路面の走破性を高めます。
必要以上には動かない抑制されたストロークでライダーを効率よく前へと進ませる為に減衰力を変化させます。

路面からの衝撃をサスペンションで吸収しつつ、ペダリングパワーを路面へと伝える絶妙なセッティングが前後共に与えられる便利なモードです。
トレイルモード
そして、前後サスペンションをフルにストロークさせる
「ディセンドモード」
下りでのシーンを最もアグレッシブに走るためのモードです。
 
路面からの衝撃やギャップをスムーズにサスペンションが反応し、フルエアボリュームと柔軟なダンピングによりアグレッシブなライディングをサポートします。
ディセンドモード
このような1つのレバー操作で前後同時に3つの特性にサスペンション機能を乗車したまま調整が可能になる事により、上り下りしたコースやトレイルでも、全くストレスなく快適なライディングが可能となります。

そして、ワールドカップにおいても、ニノ・シューター選手の輝かしい成績を支えたのは、この「SCOTT TwinLoc Suspension System」でした。
 
ニノはワールドカップコースを1周回するのにコースの登り降りや路面状況に応じて、リモートレバーを常に操作しながら走行しています。

ワールドカップトラックを例に使用モードをご紹介いたします。
「クライムモード」

サスペンションをロックアウトさせることで爆発的になゼロ加速を必要とするスタート時や比較的フラットな登坂路面で効果を発揮。

高い駆動伝達性でライダーを前へ前へと加速させます。
「トレイルモード」

路面ギャップをクリアしながらも、高層でのペダリングを必要とするセクションで使用します。

相手の選手より速い速度で平地を通過する事が可能であり体力温存にも効果的です。
ニノ・シューターが平地では相手に先行させてペースを掴ませ、登坂に差し掛かると一気に加速して相手を抜き去るシーンを良く見かけますが、まさにこの機能が活躍した瞬間とも言えます。
登坂時になるほどにパワーを消耗、しかし、この機能により圧倒的なトラクションで抜き去ることが可能となります。
選手を抜き去るニノ、苦しいシーンの筈が笑ってますね。
「ディセンドモード」

下りセクションで最も最短かつアグレッシブなラインを攻める際に使用するモードです。
激しいドロップオフにも確実な減衰を発揮しフルにサスペンション性能を活かす事が可能となります。
このような3つのモードを常に使用する事で体力の温存を可能とし、レースを支配する為の戦略つくりに大きく貢献してます。
ワールドカップ レンツァーハイデ大会でのニノの試走時に取り付けたカメラによる貴重映像をご覧ください。
中間のトラクションモードに入れている時間は約24%ほどで、多くの場面で切り替えて走っていることが分かります。
練習走行の際に、7周回走り、160回以上レバーを操作しています。これが実際のレースで有れば、オーバーテイクの際など、さらに使用回数は増えるそうです。
ツインロックレバーは選手にとって有力な武器になっていることが分かります。
世界一のクロスカントリーワールドチャンピオンを支える機能でもあり、普段の気持ち良いトレイルライドまでも快適に楽しませてくれる

「SCOTT TwinLoc Suspension System」
この素晴らしいシステムがダウンヒルバイクを除く全てのSCOTTフルサスペンションバイクに搭載されています。
より速く、より快適に。
 
SCOTTだけにしかない素晴らしいテクノロジーが快適で楽しいマウンテンバイクライフをお届いたいたします。
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