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Giro d’Italia 2023 大会が終了しました。

 
 
5/28 Giro d’Italia が第21ステージを迎え、レースが終わりました。

Team DSM は
ステージ優勝は Alberto Dainese 選手が第17ステージ、集団ゴールスプリントで1勝。 
ANDREAS LEKNESSUND 選手が第2ステージで逃げに乗り2位が1回。
その結果5日間リーダージャージを着用。
総合成績が8位。
トップ10フィニッシュが6回。
という成績を収め、5名が完走しました。

181. ANDREAS LEKNESSUND ノルウェー  総合8位 +7:31
182. ALBERTO DAINESE  イタリア     総合124位 +5:23:48
183. JONAS IVERSBY HVIDEBERG ノルウェー 総合117位 +5:02:12
184. NIKLAS MÄRKL   ドイツ       総合104位 +4:30:49
185. MARIUS MAYRHOFER  ドイツ     総合74位 +3:17:27
Photo BY Team DSM HP








5/25 第18ステージはカテゴリー山岳が続く厳しい山岳ステージ。連続する2級山岳の上りゴールでした。

スタート直後からアタックがかかり続け、1級山岳で7名が逃げグループを作ります。
Andreas Leknessund 選手と Marius Mayrhofer 選手はメイン集団から抜け出し、
この集団への合流を狙いますが、総合上位の Leknessund 選手は逃げに乗ることを容認されず、集団に引き戻されます。

その後、集団はこの逃げを容認し最後まで逃げ切り、
Team Jayco AlUlaのFilippo Zana選手とGroupama FDJ チームの ThibautPinot 選手が2名でゴールスプリントになり、地元イタリアチャンピオンの Filippo Zana選手がステージ優勝をあげました。 

総合上位集団は2分ほど遅れてゴールし、
Andreas Leknessund 選手はそこから1分ほどの遅れで16位でゴールしました。

レース後に Andreas Leknessund 選手は以下のように話しました。
「ゴールに近づき Jay Vine 選手を追いかけるときは最高の状態で走っていました。あのまま集団の中にいられたらよかったのですが、残念ながら集団は割れてしまい、自分の登りに集中するしかありませんでした。辛かったけれど、チャレンジしてみるのも良いことです。まだ3つのステージを残しているので、そこで何かできるか試します」

Team DSM Matt Winston 監督は以下のように話しました。
「 スプリンターにとっては厳しい一日だったが、彼らは良い形でそれを乗り越えてくれました。Andreas(Leknessund 選手)をできる限りサポートし、最終的に Andreas は、総合成績上位勢についていき、本当に良いレースをしました。ただ、残念なことに、自分の限界を少し超えてしまったようで、最後は足がつってしまいました。でも全体的に見れば、彼は本当に良い走りを見せてくれたので、チームは本当に満足しています。ラスト3ステージに臨むにあたって、我々はまだ総合成績トップ10に付けています」




ステージ順位
1    ZANA Filippo    Team Jayco AlUla    4:25:12 
2    PINOT Thibaut    Groupama - FDJ    ,, 
3    BARGUIL Warren    Team Arkéa Samsic    0:50  

16    LEKNESSUND Andreas    Team DSM    3:13  
75    MAYRHOFER Marius    Team DSM    25:13 
118    MÄRKL Niklas    Team DSM    38:10 
119    HVIDEBERG Jonas Iversby    Team DSM    38:33
121    DAINESE Alberto    Team DSM    39:23


総合成績
1    THOMAS Geraint    INEOS Grenadiers    76:25:51
2    ROGLIČ Primož    Jumbo-Visma    0:29
3    ALMEIDA João    UAE Team Emirates    0:39

8    LEKNESSUND Andreas    Team DSM    4:47
70    MAYRHOFER Marius    Team DSM    2:33:37
103    MÄRKL Niklas    Team DSM    3:40:37
111    HVIDEBERG Jonas Iversby    Team DSM    4:07:09
125    DAINESE Alberto    Team DSM    4:30:25

5/26 第19ステージは大会最高地点を含む5つのカテゴリー山岳が連続して登場し最後も上りゴールの非常に厳しい山岳ステージです。

翌日は個人タイムトライアル、最終日はミラノ平坦ステージの為、逃げを打つにはこの日が最後。スタート直後からアタックがかかり続け、最初の1時間の平均速度は50kmを超えるハイペースで進みました。そこから15名が逃げグループを作りステージ優勝を争います。

Team DSM は全選手がメイン集団で走り、互いに協力し合い、 Andreas Leknessund 選手をそれぞれが可能な限り長くアシストすることに集中しました。
先行する逃げグループとメイン集団の差は大きく開き、ステージ優勝は逃げた選手たちで争うことは明らかだったため、メイン集団は総合成績の戦いに注力します。ここまでの3週間の疲労が蓄積された状態で迎える、最後の上り坂でメイン集団は20人程度に絞られました。

最後の上りでは、10%を超える急勾配が続き、そこを強力なペースで走り、精鋭グループも崩壊します。Leknessund 選手は可能な限りのパワーを絞り出し、できるだけ長く持ちこたえようとしましたが、最終的には先頭に残ることが出来ず、自分のペースでゴールまで走り、16位でステージを終えました。
翌日の難関上りコースの個人タイムトライアルを前に総合9位につけました。


レース後に Andreas Leknessund 選手は以下のように話しました。
「今日はこの Giro の最後の山岳ステージでした。個人的には、今日の出来には満足していますし、総合成績で9位をキープしていることにも満足しています。明日は本当に厳しい戦いになるでしょうが、全力を尽くしてトップ10に残れるようにしたいです」

Team DSM Matt Winston 監督は以下のように話しました。
「今日は良い一日だった。Andreas(Leknessund 選手)はまだ総合トップ10に残っていて、ゴールまでハードに戦いました。明日に向けていい準備ができました。3週目に入っても先頭集団で良い走りができているし、明日の個人タイムトライアルでは我々と Andreas が力を出し切れるように準備しています」




ステージ順位
1    BUITRAGO Santiago    Bahrain - Victorious    5:28:07 
2    GEE Derek    Israel - Premier Tech    0:51
3    CORT Magnus    EF Education-EasyPost    1:46 

16    LEKNESSUND Andreas    Team DSM    3:10    
84    MAYRHOFER Marius    Team DSM    32:17    
112    MÄRKL Niklas    Team DSM    41:52    
120    HVIDEBERG Jonas Iversby    Team DSM    43:32    
125    DAINESE Alberto    Team DSM    44:56


総合成績
1    THOMAS Geraint    INEOS Grenadiers    81:55:47
2    ROGLIČ Primož    Jumbo-Visma    0:26
3    ALMEIDA João    UAE Team Emirates    0:59

9    LEKNESSUND Andreas    Team DSM    6:08
72    MAYRHOFER Marius    Team DSM    3:04:05
104    MÄRKL Niklas    Team DSM    4:20:40
113    HVIDEBERG Jonas Iversby    Team DSM    4:48:52
124    DAINESE Alberto    Team DSM    5:13:32

Photo BY Team DSM HP
5/27 第20ステージは個人タイムトライアルでした。
平坦で行われる通常の個人タイムトライアルとは異なり、後半に強烈な上りを含むコース設定。

Andreas Leknessund 選手も多くの選手同様、前半部分ではTTバイクの後ろをチームのサポートカーが後ろに走り、上りに入るとロードバイクに乗り換え、スペアの自転車を担いだモーターサイクルが後を追いました。チーム内で設定したペース配分に従い急な坂道でもペダルを踏み続け、46分12秒のタイムでゴールしました。
最後から2番目にスタートした Jumbo Visma チームの Primož ROGLIČ 選手が 驚異的なタイムでゴール、最後にスタートしたINEOS Grenadiers チームのGeraintThomas 選手を総合タイムで逆転、最終日の前日に総合1位になりました。
Andreas Leknessund 選手のタイムはステージ9位になり、総合順位を8位に上げました。


レース後に Andreas Leknessund 選手は以下のように話しました。
「Giro には大きな期待もなく、ただアタックしていい形でレースを終えられたらいいなと思いながら参加しました」
「第4ステージでピンクのリーダージャージを手に入れたのは驚きでしたし、その後、総合成績上位を目指すことになりましたが、これは当初の計画とは違っていたましたし、それが可能だとは思ってもいませんでした」
「この3週間はタフなものでしたが、チームと一緒に過ごすことができて本当に良かったです。総合トップ10でフィニッシュできたことは、レース前の期待も含めて、言葉では言い表せないくらい、本当にうれしいです」


Team DSM Matt Winston 監督は以下のように話しました。
「このようなステージでトップ10に入ることができたのは、Andreas(Leknessund 選手)自身とその努力の賜物で、さらに完璧な機材を完璧に準備し、その結果が示せたことはチームにとって本当に良いことでした」
「ステージで10位以内に入ることができたのは本当に素晴らしいことですし、総合成績も10位以内に入ることができました。本当にうれしい」
「これからローマに向かいますが、明日の最終日も他のスプリントチームと一緒に仕事をしなければなりません」




ステージ順位
1    ROGLIČ Primož    Jumbo-Visma    44:23  
2    THOMAS Geraint    INEOS Grenadiers    0:40 
3    ALMEIDA João    UAE Team Emirates    0:42 

9    LEKNESSUND Andreas    Team DSM    1:49 
83    MAYRHOFER Marius    Team DSM    8:52  
108    MÄRKL Niklas    Team DSM    10:35 
112    DAINESE Alberto    Team DSM    10:42   
125    HVIDEBERG Jonas Iversby    Team DSM    13:46 


総合成績
1    ROGLIČ Primož    Jumbo-Visma    82:40:36
2    THOMAS Geraint    INEOS Grenadiers    0:14
3    ALMEIDA João    UAE Team Emirates    1:15

8    LEKNESSUND Andreas    Team DSM    7:31
73    MAYRHOFER Marius    Team DSM    3:12:31
104    MÄRKL Niklas    Team DSM    4:30:49
117    HVIDEBERG Jonas Iversby    Team DSM    5:02:12
124    DAINESE Alberto    Team DSM    5:23:482

Photo BY Team DSM HP
Photo BY Team DSM HP




5/28 第21ステージは5年ぶりの開催となる、グランツールの最終日らしい典型的なミラノステージでした。
観光地を巡る周回コースを含む平坦ステージで、慣例的に総合成績を争うことは無く、万が一を狙って逃げグループは作られますが、ゴールスプリントになるのが一般的です。

今年も3名の逃げグループが形成され、Team DSM や他のスプリンターチームが集団をコントロール。大きな差をつけずに最終周回でこれを吸収します。Marius Mayrhofer 選手はここでパンクしてしまい、バイクを交換し再スタートしますがゴール前の牽引に参加することはできませんでした。Andreas Leknessund 選手と Niklas MÄRKL 選手が牽引役を務め、Alberto Dainese 選手を好位置にキープし、ゴールスプリントを託します。
さらにスピードは上がり高速でアシスト選手に牽引された集団スプリントで Astana Qazaqstan チームの Mark Cavendish 選手が優勝しました。
大会中に今シーズンでの引退を表明した Cavendish 選手。名スプリンターの Giro d’Italia 通算17勝には Team Colombia HTC で初代 ADDICT に乗っていた頃の勝利も含まれています。Dainese 選手は4位に入賞。Leknessund 選手はそのまま集団内で無事ゴールし、総合8位とヤングライダー賞3位を確定させました。



レース後に Alberto Dainese 選手は以下のように話しました。
「今日は一日、本当に強いと感じました。みんなに見守られながら、良いポジションでフィニッシュすることができました。でも、石畳でスプリントがうまくいかず、もし石畳がなければ、もっといい結果を残せたと思います。全体としては良いジロでした。前半このチームで Giro の他のステージを制覇できたとしたら、それは本当に嬉しいことだったでしょう」


Team DSM Matt Winston 監督は以下のように話しました。
「我々は、ステージ優勝を狙い、結果を出すことを期待して Giro に来ましたが、それは本当に成功したと思います」
「Alberto(Dainese 選手)のステージ優勝、第4ステージの Andreas(Leknessund 選手)の2位、その他いくつかのトップ10フィニッシュ、そしてもちろんピンクのリーダージャージでの5日間、総合成績でも8位となり、イタリアですべてを締めくくることができました。バイクに乗る人も乗らない人も、チームみんなで力を合わせてここまで来られたことを誇りに思います」




ステージ順位
1    CAVENDISH Mark    Astana Qazaqstan Team    2:48:26
2    KIRSCH Alex    Trek - Segafredo    ,, 
3    FIORELLI Filippo    Green Project-Bardiani CSF-Faizanè    ,, 

4    DAINESE Alberto    Team DSM    ,, 
18    LEKNESSUND Andreas    Team DSM    ,,  
56    HVIDEBERG Jonas Iversby    Team DSM    ,,  
111    MÄRKL Niklas    Team DSM    ,,
125    MAYRHOFER Marius    Team DSM    4:56


総合成績
1    ROGLIČ Primož    Jumbo-Visma    85:29:02
2    THOMAS Geraint    INEOS Grenadiers    0:14
3    ALMEIDA João    UAE Team Emirates    1:15

8    LEKNESSUND Andreas    Team DSM    7:31
74    MAYRHOFER Marius    Team DSM    3:17:27
104    MÄRKL Niklas    Team DSM    4:30:49
117    HVIDEBERG Jonas Iversby    Team DSM    5:02:12
124    DAINESE Alberto    Team DSM    5:23:48

Photo BY Team DSM HP
Giro d'Italia の総合首位チームとして走った Team DSM。
ピンク色ジャージを着て走った経験は更なる活躍を生むことでしょう。

これからも Team DSM と SCOTT Bike の活躍にご期待ください。
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