フランクは28人の選手からなる逃げ集団の中にいたが40㎞を過ぎた所の登坂でダリオ・カタルド(Astana)と前に出ると、残り30㎞で集団が分散し始めた。差は開いたり縮まったりし、彼らがマス・デ・ラ・コストの登坂に差し掛かった時の差は僅か20秒しかなく、この登坂の厳しさを物語る様に道には“地獄の入り口”と書かれていた。

残り僅か2㎞程の所でフランクはまたもトップに立ち、力尽きたカタルドを置いていった。そして多くの選手が減速してしまう20%を超える急勾配でもフランクは突き進んだ。そこへロベルト・ヘーシンクとレオポルト・ケーニックが追走集団をリードし、フランクを追いかけた。リードは僅かだったが勝利を収めるには十分で、フランクは2年振り、そして自身初となるグランツールステージ優勝を飾った。

『最高に嬉しいよ』とフランクはゴール直後にコメントした。『今シーズンは厳しかったよ、思った通りに事が運ばなかったからね。ツール・ド・スイスとツール・ド・フランスを諦めなければいけなかったんだ。だからここでは楽しもうって自分に言い聞かせたんだよ、調子を取り戻すためにね。2年以上振りの勝利、それもグランツールステージで勝つなんて、本当に最高の気分だよ。』