オーストラリア、ケアンズ。異なるタイムゾーンと天候、そして全での装備を現地へ輸送。90分のMTBレースの為にかなりの時間と労力、そしてお金を費やした旅となった。これだけやったのだから良い結果を残したいと思うのは当然だ。そしてSCOTT-Odlo MTB Racingはそれをやってみせた。

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ニーノの連勝記録は2016/2017ワールドカップシーズンに突入した。彼の作戦は変わらない、スタート直後にミサイルのように飛び出し、早々からライバル達を守勢に立たせる。そしてレースをコントロールし、最後の数周でペースを上げる。シンプルな作戦だが、実行するには最高のコンディションでいる必要がある。ニーノはもちろん最高の状態だった。幸運にも彼の最大のライバルであるジュリアン・アブサロンが1周目でパンクに見舞われると、戦線離脱してしまったように見えた。しかしそこはワールドカップ最多勝利を誇るアブサロン、チャンピオンの意地を見せるとレースに復帰した。

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ニーノのSpark 700はドロップやジャンプの多いこのテクニカルなトラックでとても重宝した

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ニーノにアブサロン以外の強敵がいなかったという訳ではない。スイス人ライダーのマティアス・フルッキガーは登坂で攻めただけでなく、長い下りでもリスクを冒すとニーノにプレッシャーをかけた。このトラックは良く造られていて、トリッキーな部分もある為パンクが続出した。メカトラブルにより失速したのはアブサロンだけではなかった。オーストラリア人のダニエル・マコーネルもパンクにより先頭集団から外れた。フランス人のマキシム・マロッテはニーノとフルッキガーのスイスグループに付いていったが、レースの三分の二が過ぎたところでちぎられてしまった。しかしトップから大きく離されることはなく、3位入賞を果たした。

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『この勝利はワールドカップシーズンの幸先良いスタートになったし、来年の世界選手権ではよりハングリーに勝ちにいくよ。』ニーノ・シュルター

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最後の2周は最高にエキサイティングだった。ニーノがアタックを仕掛けるとフルッキガーを置き去りにした。そしてアブサロンが後方から追い上げ先頭を目指すとマロッテもスピードアップをせざるを得なかった。このフランス人ライダー達はフルッキガーを最後に追い抜くと、ゴールではニーノがマロッテに3秒、アブサロンに27秒差をつけて勝利した。アブサロンのパンクがなかったら結果は一体どうなっていたか。

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勝利者インタビューで『こういったコースでは運も味方につけないといけないんだけど、今日は確実に僕の味方だったね。この勝利はワールドカップシーズンの幸先良いスタートになったし、来年の世界選手権ではよりハングリーに勝ちにいくよ。』とニーノ。


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そしてこの勝利はSRAM、12スピードイーグルドライブトレインにとってワールドカップ初勝利となった。



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