グランツールで数々のステージ優勝経験者であるマイケル・マシューズがパリ~ニースで完璧なタイミングで仕掛けたスプリントで第3ステージをものにし、その時点で暫定トップに立った。やや傾斜のあるゴールでマシューズが見えた時、彼の思惑は明瞭だった。ゴール前の数キロはオリカ・グリーンエッジの選手が先頭を席巻し、その強さを証明していた。

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彼らの努力を締めくくるべく、マシューズは最後の100mを疾走し決して後ろは振り返らなかった。そしてダヴィデ・チモライ(ランプレ‐メリダ)とジャコモ・ニッツォーロ(トレックファクトリーレーシング)を抑えて先頭でゴールした。
『全てチームのおかげだよ。彼らのおかげで勝てたんだ。』とマシューズ。『僕は最後の200mを頑張っただけで、多分他に比べたら楽な役だよ。今朝の作戦会議はとても良くて、みんな良いコンディションだったんだ。だから一丸となって戦えばきっと勝てるって思ってた。彼らは教科書通りの走りをしてくれて、正に作戦会議で話した通りだったんだ。これ以上は無いくらい最高のリードだったよ。残り4㎞から僕たちがレースをリードして、強さを見せつけたんだ。誰も僕たちのパワーには近づけなかったよ。』

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この勝利により、ミハウ・クフャトコフスキ(Etixx – Quickstep)に1秒差で首位につけた。
『ここ何日か僕たちは何度かスプリントをしかけて、何秒かボーナスタイムを稼いでいたんだ。』とマシューズはコメント。『そのおかげでイエロージャージが手に入ったんだよ。勝利とジャージが一度に手に入れられるなんて、本当に最高の日だよ。』

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サンタマン=モントロンからサン=プルセン=シュル=シウルまでの172㎞からなる第3ステージはフィリップ・ジルベール(BMC レーシング)、トマ・ヴォクレール(ヨーロッパカー)とフロリアン・ヴァション(ブルターニュ・セシュ エンバイロンメント)が早々にアタックを決める。この3人は最大で5分20秒のリードを開き、残り30㎞地点でも3分のリードをキープした。残り10㎞で集団に吸収されたが、すぐにパオロ・ティラロンゴ(アスタナ)とAG2Rラ・モンディアルのヤン・バーケランツとロマン・バルデがアタックを仕掛けた。このアタックで彼らは16秒のリードを生み出すが、オリカ・グリーンエッジ、カチューシャ、チーム・スカイにEtixx-Quickstepを含む集団にラスト2㎞で追いつかれた。
終盤をリードしたオリカ・グリーンエッジの選手が一人ずつ離脱していったが、マシューズがチームの為に教科書のような完璧なゴールを決めた。
『彼らは最高だったよ。』とスポーツディレクターのLaurenzo Lapage。『彼らは作戦を熟知し、決してパニックにならなかったんだ。最後7㎞は広い道に出るから、先頭に出る時間は十分にあったし、彼らはこれ以上無いくらい完璧にこなしたよ。』
昨年の世界選手権以来このパリ~ニースがマシューズにとって初レースとなったが、オフシーズンでの厳しいトレーニングのおかげで彼をすぐにレースモードに切り替えた。
日曜日のプロローグでは8位につけ、その後10位から4位と今日のレースまで順位を上げた。明日の第4ステージは更に厳しいものとなり、ゴールはカテゴリー1の登坂、クロワ・ド・ショブレが待ち受ける。

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