フランクフルトで開かれる大きなレースまであと数週間、セバスチャン・キーンレは自分の状態を確かめる為ドイツのクライヒガウで行われたトライアスロン大会に参加した。驚くほど力強いスイムと他を寄せ付けないバイクとランで、2位のルーニー・シュルドネッドに6分もの大差をつけて勝利した。

キーンレは過去数年間、ここクライヒガウで開かれる大会に参加しているが、地元に近いこの場所では未だ勝てていなかった。けれど今年、彼は勝利を狙っていた。『クライヒガウで自分の実力を真剣に試したかったんだ。3種目全てで上手く行ったからとても嬉しいよ。』とキーンレは嬉しそうにレース後コメントした。彼は驚くほど速いスイムで1.9㎞地点のハルトッセでは先頭集団の側につけた。そしてバイクでは近くのライバル達を突き放し続け、着々とリードを広げた。バイクに強いルーニー・シュルドネッドでさえその差を縮めることが出来なかった。バイクの残り40㎞地点でキーンレは再加速し、リードを6分以上に広げた。そしてランの前半では追跡集団との差を更に広げると、ラストはスピードを軽く落とし熱狂的な観客と共に勝利を祝った。『”速く走らなきゃいけない” というプレッシャーが無いと案外速いペースで走れるものなんだよ。』キーンレはランの最後を駆け抜け、レースを締めくくった。